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いい選手がいい監督とは限らない

今、音楽教室業界には海外留学して帰国してきたミュージシャンがたくさん溢れています。
だけど、いいプレイヤーがいい指導者とは限らない、どの業界でも同じです。

理由はたくさんあります。

教える時に大切なことは、コミュニケーション能力や、人の気持ちや空気が読めるか、客観性があるか、とか、そういうことではないでしょうか。レベルだって、目的だって、やる気だって人それぞれ、ですからね。

また、ジャズの歴史を見据えた上での音楽観があるか、とかも大切だと思います。
「木を見て森を見ず」ではまずいですからね。

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ブルースについて その1

今回から不定期でブルースについての仮説を書いて行きます。思いつくままに書き連ねていく、徒然なる仮説です。長い話になると思いますが、秋の夜長にお付き合いください。

ブルースのフィーリングはジャズ、ソウル、R&B、ファンク、ロック、その他すべてのブラックミュージックに深く影響を与えています。その最重要なエッセンスは何か、共通の普遍的な要素は何かと考えると、進化し、変化していったリズムよりも、そのハーモニー則にあると思われます。

ブルースのハーモニー則とは何か。俗に言うブルーノート、これがとても象徴的です。西洋クラシック音楽のハーモニー則ではありえなかったブルーノート。メジャーコードなのに♭ノートがハモってしまうという習慣。もともとアフリカからつれてこられた黒人達が歌う歌が低めに訛っていたから、というのが起源らしいのですが、ここではそれをコード理論とともに考えてみます。

ブルースやジャズの特徴は長調と短調の混在、長調と短調が溶け合ってひとつのメロディを紡いでいく点、ブルーノートもこの特徴の1つだと思います。今からここに迫っていきます。

ブルース系の曲はトニックが7thコードで始まります。C7thならシ♭が含まれています。

メジャースケールやペンタトニックスケールは自然な倍音列からはじき出された音階です。ドの上では1オクターブ上のド、5度上のソ、3度上のミなどが倍音として鳴っています。ソの上ではやはり5度上のレ、レの上ではその5度上のラ、ラの上ではその5度上のミ、ミの上ではその5度上のシ、そしてドを5度上の音として見るとその下には5度下のファが存在します。

このような倍音列から親和性の高い音群がまとまって、メジャースケールやペンタトニックスケールを形成しています。

そこで、ブルースのトニックコードの話に戻ります。シ♭の5度上にはファがあります。そしてシ♭の5度下にはミ♭があります。この2音はブルース5小節目に登場するF7のコードトーンになっています。そして、ミ♭はCキーのブルーノートです。

ひょっとしたら最初のトニックコード=C7が鳴った時点で、コードトーンとして持っているシ♭は勿論、倍音列として内包しているミ♭もハモれるという土壌ができているのではないかと、考えてみるのです。この2音はブルーノート3つのうちの2つになります。オーマイガー、長3度と短3度が共存するハーモニー則、西洋クラシックではありえなかったハーモニー則の鍵は7thコードにあったのかニャー・・・。チュジュク。


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ジャズピアノ6連荘

今日は立石先生のジャズピアノレッスンがなんと、6連荘で進行中。
終わるのは10時15分の予定。
いつものんきなキントンにしてはディープな一晩です。

立石先生のジャズピアノレッスンはリズムのインパクトが強いのが特徴。
レッスン室の外で聞いていても、スイングしてくるよ。オーイエー。

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オリンピック決まった

東京開催が決まり、会場のエリアが紹介されました。
わが教室もばっちり会場エリアの中にいるではありませんか!
やばい!世界のキントンになってしまうかも?

お隣の両国ではボクシングをやるらしい。
オリンピックの選手がサックスの体験レッスンに来たらどーしよーかニャー。

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アドリブはコード

アドリブはコードに始まってコードに終わりますすね。大切ですね、コードトーン。
自分でアドリブやってても、結局はコードトーンさえハンドルできれば、あとは自由じゃないか、と思いますし、
レッスンしていても、最初に理解するコードを何年もかけて、ハンドル出来るようにしていくこと、レッスンでやっていることも突き詰めていくと、そういうことだ思います。

コードを軽く見ないで、簡単に「覚えた」なんて言わないで、徹底的に攻めましょう。コードさえ完全攻略すればあとは自由が待ってますよー。

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秋ですね。芸術の秋、音楽の秋、ジャズの秋

暑い夏も終わり、いよいよ本腰入れてお稽古事の秋です。
キントンでは昨年秋も入会のラッシュがありました。
今年も新たに新規ご入会の方が大勢お越しになることでしょう。
頑張って受け入れ態勢を作りますよ。
まだまだ、ピアノ、ギター、サックスとも余裕あります。
曜日や時間も臨機応変に対応します。
まずはお気軽にご相談ください。

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ジャズに出るコード

実際に曲に、本番に出るコード。これが先に練習すべきコードです。

コード進行にはパターンがあります。
キーがCメジャーの曲の場合、
絶対出てくるのが251=Dm7-G7-C
頻繁に出てくるのが3625=Em7-A7-Dm7-G7
頻繁に出てくるのが平行マイナーへの251=Bm7♭5-E7-Am
あとはブルースの時のスリーコード145の各7th=C7、F7、G7
こんなもんでしょう。

さらに、ジャズの場合、よく出てくる曲のキーがあります。
C、F、B♭、E♭、この4つが定番です。

つまりこれら4キーの上記コード進行に出てくるコードが本番に出るコードです。

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ジャズアドリブの基礎作り

ジャズアドリブの為に必要な最小構成要素はコードトーンです。コードトーンには135と1356と1357がありますが、その中でも最小構成は135です。

アドリブとはコードトーンからコードトーンへの重心の移動です。
1コードのときはその135のなかで重心を移動させながらメロディを作ります。
コード進行があるときは次のコードトーンをターゲットにして重心を移動させていきます。
コードトーンさえ明確であれば、その途中経過がおのずとスケール化していきます。

コードトーンが上からも下からも、途中からも自由自在になっていることが、最初の目標であり、ずっとやり続けなければいけない課題でもあります。
なぜなら、1度覚えた人も毎日やらないと、記憶が薄くなり、反射神経が鈍るからです。
毎日毎日、毎朝毎晩、念仏のようにコードトーンを練習しましょう。
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ジャズアドリブのレッスンについて

他の教室(全国区の大手)でジャズのレッスンを2年間受けていた方が、その先生が辞めてしまったため、うちの体験レッスンを受けにいらっしゃいました。2年間、どんなことを習いましたか?、と聞けば、理論ばかりやってきたといいます。そして、コンディミとハーモニックマイナースケールの練習をやらされてきたといいます。そこで、B♭のブルースを伴奏するから、ブルーススケール1本でアドリブをやってみましょう、と始めると、ブルーススケールの音を上がったり下がったりしてなんとか自分なりのアドリブを吹かれたのですが、リズムがオール4分音符。おまけに、ときどき指が間違えてスケールを間違えてしまう、という感じでした。

ハイパーなことを知っていても、ベーシックなことがまだハンドルできていない。
いうまでもなく、コンディミやハーモニックマイナーの前にやるべきことがたくさんあるわけですね。

ジャズの先生は自分達が習ってきたことを教えようとしますが、音楽教室でそのまま教えても、肝心なところが抜け落ちていることに気がつきません。ジャズの先生は理論的に学んだことを毎日何時間も練習して身につけてきたけれど、音楽教室の生徒さんは毎日何時間も練習しているわけではありません。

ベーシックなことだけでいいから、ちゃんとジャズを演奏できるようになりませんか。うちの教室では自分達が習ってきた方法とは違う方法で指導しています。例えるなら、「中学英語で話す英会話」のジャズ版です。コンディミは知らなくてもいいから、ジャズをやろうぜ、ということです。このことに気がついている音楽教室は少ない。そして、本には書いてありません。

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コード進行分析-Fly Me To The Moon-

「Fly Me To The Moon」のコード進行を分析します。
分析の目的は
1、曲の構造を理解し、曲想を持つこと。
2、フェイク、アドリブ時に、適切な音、コード、スケールを使えるようになること。
1の為には歌詞の理解も大切ですが、今回は歌詞の分析は割愛します。

KeyはCメジャー。ABAB形式なので、4小節×4段目(前半16小節)までを分析対象にします。

2-4小節に251(ツーファイブワン)が見えますので、曲の始まり部分はトニックがC(or CM7)。1小節目のAm7は251の前に4度進行(=5度進行)で追加された6度コード。よって1段目はCの6251という進行です。転調などは一切なし、まっすぐなダイアトニックコード進行です。

次に2段目。5-6小節はともにCのダイアトニックコードであり、4小節目のCから4度でF(or FM7)へ進み、次はFM7と共通音(FA)を持つBm7♭5へ。このBm7♭5からAmの251(ツーファイブワン)が始まり、トニックがAm(or Am7)に移行します。

ルートの4度進行はそれだけで滑らかな進行感をもたらしますが、4度がつながっていないFとBm7♭5はコードトーン2音を共有して滑らかにジョイントし(つなぎ目を作るコードをピボットコードといいます。ここではDm7も有力なピボットコードです)、ノンダイアトニックのG#を触媒にして静かに平行調Amに転調します。転調とは中心音の移動をともなう調の変化です。この場合、曲の中心音がCからAに移動しながら、CメジャーからAマイナーに転調しました。

1段目は素朴な雰囲気のCで始まり、ゆっくりとグラデーションしながら、2段目8小節目にたどり着く頃に愁いを帯びたAmに転調しました。鍵を握っていた音はG#であり、変化をもたらしたコードはE7です。ここすごく重要な音とコードですね。ハーモニーの軌道が大きくカーブを描き、中心音がC(ド)からA(ラ)へ、中心和音(トニック)がCからAmへ移った瞬間です。

3段目と4段目の原型はDm7-G7-Cの251(ツーファイブワン)の繰り返し。原型はジャジーな進化につれ、12小節目に5 of Dm7のA7が挿入されたり、11-12小節目に25 of Dm7のEm7♭5-A7が挿入されていきます。

この5 of Dm7や25 of Dm7の挿入により、Cメジャーの1本調子より部分的にDマイナーの調性が現れ、うっすらと憂いが漂います。

この1曲の中で楽しい気持ちやちょっと不安な気持ちが重なり合って伝わります。それも過度な表現でなく、うっすらと、控えめに・・・、まるで大人のため息のような表現になっています。これがジャズです。
東京都のジャズピアノ教室
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ジャズピアノ教室の仕事

音楽学校と音楽教室の違いは、一言で言うとプロ志向か否かだと思います。音楽学校はそれを職業にするために、特訓を受け、生徒も一日の大半の時間を練習に費やさねばなりません。でも、音楽教室の生徒さんはそれぞれに日常生活があり、仕事もあり、練習ばかりもやってられません。その条件の下でいかにジャズを伝えていくか、これは意外とテクニックが必要なんです。

音楽教室の講師はジャズの全体を理解し、本質を理解し、ジャズという文化を“要約”できていることが必要です。そして、優先順位が明確であること、大切なことから順に教えること。シンプルなツールに多機能を持たせること。最小限の労力で最大限のジャズを演奏すること、を指導しなければいけません。

例えるなら、「中学英語で話す英会話」のジャズ版がジャズ音楽教室の仕事だと思います。市販の教則本や世間一般のジャズのレッスンは難しすぎます。受験英語やスラングを学ぶ前にやることがあるだろう、ということです。基本文法と少ないボキャブラリーでもちゃんと英語を話せるように、基本をちゃんと運用すればジャズも演奏できます。そして、それは「なんちゃってジャズ」ではなく、本質的であることが、教室講師の責任でもあります。
東京都のジャズピアノ教室
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Jazz Means Everything

基本的にジャズを学べばなんでもできる、というのがジャズを学んだ人たちの考え方です。あとは、リズムと曲が違うだけです。音楽学校ではジャズという言葉の中に「コード奏法」のすべてが含まれています。ただ、音楽教室で習う人は、自分がやりたい音楽がジャズかどうかわからないこともあります。「ジャズの曲知らないし、ポピュラーも好きだし」。そんな時に、必ずしも「枯葉」から始める必要はありません。好きな曲で始めればいいんです。コード音楽、コード奏法の原理を学ぶわけですから。でも、教える人はジャズが分かってないとダメですね。ジャズをとことん、とことんやってないと、コードの深い部分が分かってないですから。なんでここでこのコード使うと切ない気持ちになるの?、とかね。
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コード理論の考え方

独学でコード理論書を読んでいると、自分は何が分かっていて、何が分からないのかが分からない、というような曖昧な状況に陥ることがあります。初めの辺りに書いてあることは分かる、だけど、どこか途中から分からなくなってきている・・・。何か、説明がスキップしているような気がする・・・。そこで、立ち位置を明確にする為に、コード理論を縦軸と横軸に分けて考えてみます。縦軸とは単品コードの中身です。各音はいかに堆積しているのか。これはコード理論の中では比較的捉えやすい部分です。7thコードの意味や、テンションの意味、転回形、ボイシングのバリエーションなどです。そして、もうひとつの横軸とはコード進行=コードプログレッションと呼ばれている部分です。ダイアトニックコードやツーファイブワン、代理和音や借用和音などが出てきます。難しいのはこの辺りです。横軸の理論は理論だけで考えても抽象的なので、実際に曲の中で考えたほうが理解しやすいでしょう。
東京都のジャズピアノ教室
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サックスにおけるモーダル&コーダルアプローチ

曲全体(あるいはある程度の長さを持った曲の部分・・・、16小節とか32小節とか、64小節とか)がひとつのキーで進行している場合、1種類のスケールでフレージングしていく奏法がモーダルアプローチです。これに対して、1~2小節単位でコードが変わり、そのコード進行に応じて、音を選択しフレージングしていく奏法をコーダルアプローチと呼びます。

バップ以降のジャズの演奏スタイルの主流はコーダルアプローチでした。一時期、モードという演奏スタイルが流行り、ジャズ界にモーダルなアプローチが生まれました。その後、モーダルなアプローチはジャズロックやフュージョンの世界で主流となり、結局はロックやファンクのアプローチと何が違うの? 一緒じゃん、ていうのが今の時代の捉え方でしょう。1コードファンクをブルーススケール1本やドリアン1本で心行くまで吹きまくる、つまりそういうことです。

ここにコンテンポラリー・サクソフォーン奏者にとっての一番のニーズがあると思います。チャーリー・パーカーみたいなコーダルなアプローチはその理論的な解説を聞いたときに、「たぶんできねえや」と思うかもしれませんが、「別にパーカーはできなくてもいいから、キャンディ・ダルファーみたいに自由自在に気持ちよく吹きたい」、こう思う人は多いはずです。

そこを攻略することに力を結集することこそが、コンテンポラリー・サクソフォーンの鍵となるでしょう。
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ディグリー計算

12本、それぞれのメジャースケールの1番目から7番目までの音程をディグリー(度)といいます。Cメジャースケール(ハ長調)を例に挙げれば、C(ド)が1、D(レ)が2、E(ミ)が3、F(ファ)が4、G(ソ)が5、A(ラ)が6、B(シ)が7となります。各数値に♭や♯がつくこともあります。例えばCの♭3はE♭(ミ♭)、Cの♯5はG♯(ソ♯)。この音程の数値化はコード理論を考えていく際の基盤となるものですから、確実に理解しなければいけません。
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長調の音階=メジャースケール

長調の音階、メジャースケールの構造、
これが、何をいまさら、と思われるかもしれませんが、ものすご~く重要なことになります。
メジャースケールとは?
全音、全音、半音、全音、全音、全音、半音の間隔で上行する音階です。
Cメジャースケールはドレミファソラシド。
Gメジャースケールはソラシドレミファ#ソ
そして、メジャースケール上の各々の音に1234567の数字を割り当てる。
このことがジャズセオリーのスタート地点になります。
12音平均律は大前提。
その原理の下で、メジャースケールの各位置が1234567となる。
ここからすべてがスタートします。
12音平均律とメジャースケール。大事です。
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コンテンポラリーサックスでマスターすべきこと

サックスでコンテンポラリー・ミュージックを習得していく上で、コードやスケール、理論など、学習しなければならないコンテンツがたくさんあります。そのコンテンツをここでは二つに分けて考えてみます。

1、理解し、知っておかなければならないこと。
2、トレーニングして、自由自在に演奏できなければいけないこと。

この二つに分けて考えると、やるべきことがすっきりと見えてきます。

1はCの並行調はAマイナーであるとか、#4つはEメジャーもしくはC#マイナーであるとか、あるいは難易度は高いが出番の少ないBメジャースケールやF#メジャースケール、あるいはフリジアン、リディアン、ロクリアン、アルタードスケール&リディアン♭7スケール、トライトーン・サブスティチュートなどなど。

一方の2は、頻出キー(#3つ~♭2つくらいまで)のメジャースケール、マイナーペンタ、ブルーススケール、リズム感、メジャーコード、マイナーコード、ディミニッシュコード、ドリアン、ミクソリディアン、などなど。

人生の限られた時間の中でサックスの習得を目指すなら、この2が何か見えていること、そこに練習を集中することが何よりも大切だと思います。

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ジャズピアノレッスンの準備 12音平均律

コード奏法の大前提になること、それは12音平均律です。1722年、バッハが平均律クラヴィーア曲集を発表して以降、音楽の基盤となっている原理です。1オクターブは12個の音からなり、それぞれの音は等間隔に並んでいるという原理です。これによって、移調ができるようになりました。「私の声に合わないから少し高くして」とか「低くして」ということが可能になりました。ジャズピアノのための理論はまず平均律の原理を再確認することから始まります。
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英語音名

クラシックピアノからジャズピアノの世界へやってくる人が最初に覚えなければいけないことは英語音名です。ドレミファソラシド=CDEFGABC(ちなみに日本語の音楽用語では音名をハニホヘトイロハと呼びます)。この英語音名に瞬間的に反応できるようになることが第1歩です。
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コンテンポラリーサックス

現在サックスは、ジャズだけでなく、ファンクやロック、スカ、ブルース、レゲエ、ボサノバ、R&B、クラブミュージックなど、幅広いジャンルで活躍しています。そしてサックスを志す方たちも、これらさまざまな現場で目にするサックスに憧れて、この楽器を手に取ります。これらの音楽をまとめて、コンテンポラリー・ミュージックと捉え、そのために必要なサックスの習得を目指すために、コンテンポラリー・サクソフォーンという目標を立てました。

コンテンポラリー・サクソフォーンの為に必要なスキルは何か。まず第一に、ベーシックなスケールの運用能力が必要になります。コンテンポラリー・ミュージックの土台になっているスケールは、メジャースケール、ナチュラルマイナースケール、ペンタトニックスケール、マイナーペンタトニックスケール、ブルーススケール、この5種類のスケールが最重要です。

いたずらにジャズ・サックスを標榜すると、たくさんのジャズ系スケールに囲まれ、運用する以前に、覚えることすらままならないまま、練習時間が過ぎていきます。ここで、重心をジャズからコンテンポラリーに置き換えることで、1度冷静に音楽を見渡し、真に必要なことを整理し、優先順位の高い事柄に練習時間を集中することができます。

メジャースケールとナチュラルマイナースケールは同じダイアトニックスケールであるため、結局は同じスケールを指しています。ペンタトニックスケールとマイナーペンタトニックスケールも同様の関係にあり、結局は同じスケールを指します。また、マイナーペンタトニックスケールと、ブルーススケールの違いは、♭5thが含まれているか、いないかだけです。ブルーススケールには、マイナーペンタトニックスケールに含まれていない♭5thの音が含まれています。ここで、ブルーススケールはマイナーペンタトニックスケールのオプションとして考え、後回しにします。

そこで、まず最初に集中して取り掛かるべき課題は、メジャースケール、マイナーペンタトニックスケール(ペンタトニックスケールに関してはメジャーペンタトニックよりもマイナーペンタトニックの方が圧倒的に利用頻度が高いため)に絞ります。コンテンポラリー・サクソフォーンはここからスタートします。
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コードのサボり方

コードは種類が膨大でこれを全て覚えなければ、と思うと途方に暮れてしまいます。各コードトーンは考えれば出てくると思うのですが、実際に演奏する時は、例えばbpm120の曲で2拍ごとにコードが変わる場合、1秒ごとに次のコードが出てくることになります。このスピードの中で電光石火のごとく次のコードを押えるというのは、なかなか簡単なことではありません。そこで初心者の場合、いかにコードを省略するか、を覚えておくと役に立ちます。基本方針として、優先順位が高く、省略できないのは、下から順に、1、3、5です。6、7、テンションなどはサボってもいいでしょう。例えば、G7(♭9)(♯11)というコードに出くわした場合、9と11を無視して、1357で演奏しても曲は成立します。さらに、7に自信がなければ135だけで弾きましょう。間違えた音を弾くよりは、弾かないほうが良いのです。こういったサボり方を覚えておくと、うろ覚えのコードに対する対処ができるようになります。F♯m7(♭5)がきた場合、F♯の♭5と♭7がうろ覚えの場合、とりあえず1と♭3、F♯とAを弾きましょう。これは間違いではありません。曲は成立したまま、進行します。
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コードの覚え方

コードはメジャー、マイナー、各3和音を最初に覚えましょう。基本となる3和音をしっかり覚えれば、4和音はよりラクに覚えられます。コードはドレミ音名で読み上げます。Cはドミソ、Gはソシレ、Aはラド♯ミ、Eはミソ♯シ、F♯はファ♯ラ♯ド♯・・・。こうやって読み上げていくと、全てのコードは7つに集約されます。ドミソ、レファラ、ミソシ、ファラド、ソシレ、ラドミ、シレファです。これに必要に応じて♯や♭が付きます。Fならファラド、Fmならファラ♭ド。Gならソシレ、Gmならソシ♭レ。ルートがFならとりあえずファラド、ルートがGならとりあえずソシレです。転回形はその3つの音の順番が入れ替わることなので、Gグループの転回はソシレ、シレソ、レソシ・・・、こんな言葉遊びを口ずさめるようになると便利です。いずれもシに♭を付けるとGmの転回形になります。あとは、色々な転回系をノートに書いて、実際に弾いて、鍵盤上の位置をビジュアルで覚えてしまいましょう。F♯なら黒鍵3つか、という風に。
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ジャズピアノレッスンについて

世間で一般にピアノ教室といえば、90パーセント以上がクラシックピアノのレッスンを行っています。最近は「大人のピアノ教室」の流行もあり、表面的にはジャズピアノを演奏するピアノ教室も多くありますが、その実態は楽譜(ジャズ風にアレンジされた2段譜)を見てそのまま弾いているだけで、やっていることはクラシックピアノの範疇を出ません。しかし、クラシックピアノのレッスンとジャズピアノ=コードで弾くピアノのレッスンは実はまったく違います。40代以上の音楽好きな方なら、ジョン・レノンが「イマジン」を作曲していく映像を見たことがあるでしょう。ピアノを弾きながら、ああでもない、こうでもないと作曲していく。ジョンはコードを弾きながら、そのハーモニーの上でメロディを模索しています。この音楽的な構造を身に付け、操っていくことこそが、ジャズピアノを学ぶ目標となります。コードを学び、コード上でメロディを紡ぎ、奏でる、そのシステムを学び、そのための技術を習得することがジャズピアノレッスンです。当教室のピアノレッスンはジャズもポピュラーも1段譜を元に進めていきます。あとは、楽譜に付されたコードネーム。ここから音楽を作り出していくことを目標にしています。イメージがわかない方は1度体験レッスンにお越し下さい。
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